Roadtracks magazine レビュー

SMALLSPEAKER ― 「This record kills all trend scums」

 

日本からはSMALLSPEAKER。

 

東京の3人組が演奏するのは、PUNK!

 

妥協なし、荒々しく、下品なほどにロックで、そしてとても真実味のある音楽だ。

 

かつての、そして本来あるべきPUNKそのもの。

 

17年にわたる活動の中で、SMALLSPEAKERは、自分たちのDIY精神と妥協のない姿勢を損なうようなものを、ことごとく拒み続けてきた。

 

そんな彼らが、7枚目のアルバムで初めてレーベルと組むことを決めた。

 

これは、世界中のアンダーグラウンド・シーンにおいて、SOUNDS OF SUBTERRANIAがどれほど高い評価と信頼を得ているのかを物語っている。

良いレビュー続きで嬉しいです。

Ox-fanzine

ドイツのOx-fanzineにレビューが載りました。

SMALLSPEAKER

『This Record Kills All Trend Scums』
Sounds of Subterrania

もしこの曲たちがせいぜい1~2年前に録音されたものだと知らなければ、私は迷わず1970年代後半、1980年代初頭、あるいは1990年代前半の作品だと思っただろう。

あの頃、Estrus、Norton、Telstar、Cryptといったレーベルが、最もワイルドなガレージ・パンク・バンドを世に送り出していた時代の音そのものだ。

この東京の3人組を、日本国外で知っているのは、ごく一部の熱狂的なマニアだけだろう。おそらく日本旅行のお土産として、誰かが個人的に紹介したとでも考えなければ、このバンドが結成17年目にして初めて、自主制作以外のレーベルから作品を出したという事実は説明がつかない。

彼らの音は荒削りで、飾り気のない純粋なガレージ・パンク。無駄な装飾も、だらだら長い曲もなく、ひたすら核心を突いてくる。

収録曲のほとんどは、その時代に発表されていたなら、KBD(Killed By Death)コンピレーションのどれかに収録されていても全く不思議ではない。しかし、それはウイスキーの熟成と同じで、時間が必要なのだ。

1990年代なら彼らは間違いなく最前線で活躍していただろうし、おそらくMotor Rock CityLimelightのような店でも普通にレコードが並んでいただろう。

録音は意図的にLo-Fi。私の予想では、せいぜいステレオ2トラックに、3~4本程度のマイクだけを使い、スタジオではなくライブ一発録りのような方法で録音されたのではないかと思う。

しかし、まさにそこがこのサウンドの魅力だ。そうした粗さがありながらも、しっかりと成立している。

飢えたガレージ・パンク愛好家たちよ、迷わず手に取るべし!

― Kalle Stille

ヨーロッパツアー前なので非常に嬉しいです。

ヨーロッパツアー

約30年ぶりの海外ツアー。しかも最後の海外ツアーがヨーロッパだった。その後は旅行でも海外に行っていない。今回は全9回のライブで大した事は無いが9日間連続はなかなかハードだ。30年前はまだ20代で今は50も半ばだ。体力や喉が保つのかも不安だ。

正直、この歳で海外ツアーをやる事は考えて無かった。まずRegistaratorsでは無い。Smallspeakerの事は海外では誰も知らないだろうし海外リリースもしていない。他のレーベルからリリースする事さえ考えていなかった。それと飛行機代の前払いをする事は俺には難しかった。しかし今回はかなりの好条件で飛行機代は完全に向こう持ちしかも事前に予約もレーベルがした。物販等も向こうで作ってくれるとの事だ。

要するにバンドは楽器さえ持っていけばいい。機材に関しても予め機材リース会社のリストを送ってくれて選ばせてくれて至れり尽くせりだ。ヨーロッパツアーはアメリカと違い寝床と食事が提供されるのは知っているので今回は更に出費を最小限に抑える事が出来る。

Smallspeakerでこんな好条件でツアーが出来るとは思っていなかった。過去では無く今を評価してくれたのが兎に角嬉しい。どの様なツアーになるのか?予想はつかないが楽しみだ。メンバーと力を合わせ乗り切って無事にツアーを終わらせたい。今までとは違った風景が見えるだろう。ただ、恐ろしいまでの円安と物価高は恐怖でしかない。