儀式。

何をするにも大袈裟に言えば儀式のようなものが俺にはある。例えばオートバイ。ちゃんと上着を着てヘルメットをかぶりゴーグルをしてグローブをはめる。そして俺のオートバイは古い2ストロークだからオイルの確認をしてセルなんて付いてないから軽くキックを何回かして圧縮させ一気にキックする、250のシングルだけど一番大きいピストンを入れてるのでキックは重い。400ならデコンプが付いてるからいいが俺のハスラーには付いてない。エンジンがかかって暫くアイドリングをして発進。乗るまでに毎回行う。まあ、儀式のようなものだ。録音でもそうだ。普通にPROTOOLSで録ればそれなりにはなるが俺は録る前に色々とアウトボードで音を作ってPCに入れる。それも儀式だ。ミックスもPC内でやれば簡単だけど俺はわざわざアナログのミキサーに立ち上げてインサートにアウトボードを繋いで音を構築していく。それも全て儀式だ。アンプに直でギターを弾くのも、当然、アンプによるけど儀式だ。まあ、儀式と言うと宗教的だけどそういった人によっては面倒な事をするのが俺は好きなんだな。今は何でも簡単に出来る事が多いけど俺は嫌だね。オートバイにしてもでかいスクーターなんて乗りたくないし便利な物はあまり好きではない。携帯電話やipodを持たないのもそのせいかもな。PCは便利だけど俺はブログで何か書くぐらいしかしないし、後はメールくらいだ。YOUTUBEも見ないしあまり使ってないね。アナログのレコードを聴くのも俺に言わせれば儀式が必要だしね。そんな事どうだっていいじゃんと思う人も多いだろう。だけど俺は自分の儀式を信じてるしそのバイブレーションは絶対に伝わる。人間なんてそんなものだと思う。