三週連続のライブ終了。最近は滅多にない事だったんで不安だったけど、余裕だった。
昨夜で今年のライブは終了。来年はまだ未定で時期が時期だけに予想がつかない。
今年は世界中で疫病が蔓延して未だに終息の目途がたたず日常生活ですら根本的に制限されるような一年だった。
当然俺達も三月のライブから半年くらいスタジオすら入れなくて、悶々とした日々だったけれどもカセットシングルをリリースしたり今後の活動の仕方など考えるきっかけになった。
誰でも感染のリスクはあるし感染させてしまう事だってあり得る訳で、とは言え完全な対策も未だに見つかっていない。最大限の感染対策をしたうえで各バンドが判断していくしかないだろう。
個人的にはバンドメンバーとはより結束が高まったと思う。振り切れたというか全員のスイッチが入ったような感覚だ。
きっかけは八月にやった大阪でのライブだろう。不謹慎かもしれないけど半年溜まった鬱憤や今まで当たり前に出来たライブをやれた事、今のメンバーで初の遠征や様々な事が相まってやれる事を思い切ってやるしかないだろうと腹が括れた。
数年、会っていなかった大阪や京都の友人たちに会えたのも大きい。その後の東京でのライブも同じように全開で出来たし京都でのライブも最高に楽しかった。東京では新しいバンドとの共演や今までとは違ったお客さんの前でのライブも大きい。少しは巻き込めたかなと実感も出来た。
来年はレコーディングをしようと思っている。もちろん、出来る限りライブも継続してやっていきたい。カセット音源のデジタル化なども進めていこうと思ってる。出来ることは全部やろうと思う。
俺は物凄く腰が重い。だけど今年感じたのは格好つけたり斜に構えてもどうしようもない。こんな世の中になって一つだけ良かった事はそう思えるようになった事だ。
終息にはまだまだ時間がかかるだろう。音楽が無くったって生きていけるだろうけど死んだように生きるよりやれる事を死に物狂いでやっていきたい。そう思えた年だった。