金は重要だけど一番じゃない。

作るのにはやっぱりお金がかかる。バンドならスタジオでの録音費やミキシング、マスタリング、プレス、送料等だ。俺は一人になったからスタジオに入るのは歌だけだから微々たるもんだけど大沼の交通費、機材の買い足し、マスタリング、プレス代金、送料だ。なるたけコストは抑えてるが絶対にかかる金はある。仮に¥2000で直接、通販などで売れれば100%入ってくるが流通にのせた場合は30%〜40%は取られる。ひどいところだと50%取るところもある。買い取りならまだいいが委託でその数字はきつい。正直、儲からないんだよ。何万枚も売ってるバンドとかじゃない限りね。何万枚も売ってるバンドでも全てのレーベルではないが俺が知ってる例だと定価ではなくケース代等を引いた額の1%がアーティスト印税でそれを4等分する。もちろんジャスラック等にも金は払うし原盤権はレーベルが持っている。そしてその他に作家印税というのが10%でそれを管理するという名目で50%抜かれる。数千枚単位のバンドだったら殆ど入ってこない。何万枚でも大金は入ってこないだろう。自主でやるには自分でリスクとコストを背負わなければいけない。俺はそれでも自主がいいと思っている。やる事は多くなるがそれは仕様が無いし、何より自由だ。俺にはそれが一番だ。今回、録音して多分、全11曲で¥2300という価格で売るだろう。高いと思うか普通と思うか安いと思うかは自由だ。仮に¥100でも買わないものは買わないしね。俺は一人になったから丸儲けだと思うかもしれないが返す金もあるし手伝ってくれた人へのギャランティもある。しかも次回作の制作費もとっておかなければいけない。沢山は売れない事はご時世もあるが俺自身だけではそんなに希望的には考えられない。だから500枚限定で出そうと思ってる。余ればそれでもいいしバックオーダーも来ないだろうと俺自身が理解しているからだ。もし手に入らなければどんどん焼いてもらえばいい。どうしても手に入らなくてそれでも聴きたい人がいるならばここに書き込みしてくれれば俺が焼いてもいい。コストさえ回収出来ればいいんだよ、もし回収出来なかったらその時考えればいいだけの事だ。金の為なら他の音楽や仕事をするよ。まあ、儲かってるように見えるのは悪い事じゃないけどね。