今回の録音。

今までの俺のやる事と言えばマイキングやモニター環境、結線などはオペレーター任せだったので今回は本当にハードだった。人数も少ないしね。搬入、搬出もキツかった。それでも皆で力を合わせて乗り切った。タムラも手伝いに来てくれたし嬉しかったな。今回の録音は俺自身がマイキングをして結線もほぼ俺だけしかも音作りレベル確認。ギターの音作りもあった。10時間スタジオを押さえたんだけれどもそのうち5時間もセッティングにかかった。これは改善しないと。それと俺のクソみたいなモニター環境。これも改善しないといけない。結線も俺だけではなく他の人間も繋げられるように事前に準備をしておく。これが反省点。後は手伝ってくれる人が欲しいね。やってみたい人は時計のところにあるアドレスにメールをください。今回の録音はまずドラムにマイクを4本立てて音作り。SMALLSPEAKERはドラムが3点なんだけどスネアの裏も録りたかったので4本にしてその音をその場でミックスしてアウトは1本にした。要するにスネアに2本立てて2in1outのマイクプリアンプミキサーを使い音を作った。さすがアルテックで音が良かった。その後にTMDのレアトーンコンプで音を作り込んだ。バスドラムはベースと同じ機材にしたかったのでJOE MEEKを使った。あまり潰さずマイナス3dBくらいのリミッティングで入力レベルまで合わせていった。もちろん、バスドラムのヘッドは抜いたしハイハット、スネアもミュートした。ハイハットはHHBの真空管マイクプリアンプにレアトーンコンプを使用。凄く切れのあるドラムサウンドになった。ベースはバスドラムと同じJOE MEEK。これも正解だったな。ギターは同時にHHとSELMERを鳴らしてJOE MEEKで録った。まあ、悪くない。俺は今回の録音前にかなりの機材を処分した。必要が無いという事もあったけどセッティングをシンプルにしたかったからだ。このセットだとアウトは全てフォンだけだ。フォンとキャノンが混じり合う事が無い。それだけでも時間が短縮出来るし今まで使っていた高価な機材は必要無いと決断した。レコーダーがハーフインチの8トラックだしギターアンプも特別な物だしアルテックもあるからでこれからはこうやっていこうと決めている。改善すべきは配線やモニターだ。これは何とかなるだろう。で、肝心のサウンドだがこれが独特でいい!!演奏の乱れも含めて独特だ。こんな録音物をもうすぐ世の中に発表出来る事自体が俺は嬉しい。クソ、ゴミのようなつるつるできれいな毒にも薬にもならないようなサウンドではないからだ。まだまだ、ミキシングがある。これでどうブラッシュアップしていくかが俺の役目だ。やってやろうじゃねーか、最高に独特で解らない奴には解らないサウンドを作る。でも、実験音楽とかそういう類のものじゃないから。ガキガキのパンクロックをリリースする。