マスタリング

今日もカセットマスターからオープンリールマスター制作の為の作業を少しだけやった。カセットマスターの音をじっくり聴くのは1年ぶりくらいだろう。

取り立てて問題は無いが、やっぱり気になる箇所がある。カセットでのリリースなら気にならないがアナログ盤にするとなると中低域をスッキリとさせたい。

軽めにEQで中低域をカットして-2db〜-3dbくらいトータルコンプを掛けた。これだけで完成で良いんじゃないだろうか。

只、もう一つ気になる箇所がある。カセットの時はシングルだったので然程気にしなかったが、各曲の微妙なレベル差だ。そもそもマスタリング作業はその作業がメインだ。

昔の様にリミッターで抑え込んで全10曲慣らす事はしたくないので多少のレベル差は気にしないつもりだが、VUメーターを見始めると泥沼にハマる。

聴感上気に為らなければ良いとは思うものの目で見えてしまうと本当にダメ。PCレコーディングを止めたのも音で判断しなければいけないのに波形を見て判断してしまう事があるから止めたのが一つの理由だった。

素人が徒手空拳でやってきただけなんで、俺に特別な技術なんて無い。意地でも無い。単純にカセットマスターからオープンリールマスターのマスタリングなんて俺の知る限りやってない。やってない事は自分でやるしか無い。まあ、オープンリールマルチやカセットマルチからオープンリールマスター制作だってやってる人は少ない。38cm/sのオープンリールマスターデッキを持っていて本当に良かった。これからオープンリールマスターで納品したい人は10号リール、テープ幅ハーフインチかクウォーターインチで38若しくは76cm/s

 

 

のテープスピードで録音出来る機種を買わないとプレス工場に納品出来ないので注意してください。