今回の録音。

録音前から頭の中でシミュレートしたり録音の為の準備は当然していた。どんな準備かというと高価な+4dBの機材を売っぱらう事だ。俺には良さがあまり解らなかったし−10dBの機材と混在していて録音当日のセッティングスピードが落ちるからだ。高価な機材を使えたのは幸運だったと思う。だけどスタジオは10時間分しか経費が出ない。俺は音よりスピードを選んだ。もちろん、残った機材も悪い物ではない。アウトを−10dBに揃えたかっただけだ。それでも5時間かかった。実際の録音で更に要らない物や必要な物が見えてくる。俺はモニターをナメてたが当たり前だが重要でそこそこのヘッドフォンアンプを手に入れた。それとそこそこのコンプが必要だったので−10dBのアウトに出来るDBXのコンプを手に入れた。まあ、それは次回に使うんだけどね。ギタートラックは1つでいい。アンプは気分で選べばいいだろう。今回はHHだ。セルマーはもっと音を作り込んで次回で使いたいね。スネアにはアルテックの2チャンネルミキサーを使ったんだけどこれはいい!!表と裏にマイクを立ててその場でミックスしてアウトはモノラル。それ以外は変わった事はしていないね。ハーフインチだからという事もあるけど過度な音作りはしなかった。そこそこに音を作って入力レベルを見てって感じだね。もう少し時間があればギターの音作りがしたかったけどね。それで歌入れまで10時間で何とか終った。やらなければいけないと思えば出来るもんだ。ミキシングは素材を生かしつつデフォルメしてる。そのままじゃダメなんだな。バランスなんて欠いてていい。良いものでなくてもいい。褒められなくても自分が必死で訳が解らなくなるくらい必死にやったという自負があればそれでいい。