ホテルカリフォルニア

レジストレーターズの時にインチキカバー?カバーにすらなっていないが、こんな感じだっけ?とスタジオでやってみたのがきっかけだ。本当にたまたま遊びでやってみただけだった。数ヶ月後、初めてのアメリカツアーでふざけてサンフランシスコでのライブでやった。もちろん、歌詞はでたらめ、演奏も適当でやってみたんだけれどもそこそこ受けた。一番面白がってくれたのがファントムサーファーズのマイクルーカスで数日後にファントムサーファーズのスタジオ?ガレージの様な場所に招待された。適当に演奏してくれと言われ普段の練習の様に演奏していたがマイクは2トラックのオープンリールレコーダーでゴソゴソやり始めていた。気にせず演奏しているとホテルカリフォルニアをやってくれと言われやった。帰国後数ヶ月経った頃に荷物が届いた。マイクからだ。適当なジャケットの7インチでI hate youとホテルカリフォルニア収録されていた。要するに練習音源をリリースしたレコードだ。音が悪いのも当然だし俺たちもリリースするつもりも無かったので、酷い内容な訳だ。今となっては良い思い出だけども。

 

数日前に中学生の頃に見たイーグルスのホテルカリフォルニアのライブを見た。当たり前だが恐ろしく演奏は上手い。懐かしさもあり見入ってしまったのだが良し悪しというより目眩の様な感覚があった。訳詞を読んでみると不思議な感覚でどこか懐かしいような、四年前に意識不明の状態になった時と同じような歌詞だった。上手く書けないが最終地点に辿り着いてそこからは抜け出せないそれでいて妙な心地良さと恐怖が入り混じったと書けばいいのか。何だか不思議な曲だな。好きでも嫌いでも無いけど。変な構成の曲だな。