松岡は欠席だったけどあいつのドラムに問題は無いからね。クレバーなドラマーだよ。しかし驚いたのはある曲で多分、もの凄く考えて作り込んできたであろうベースラインをあっさり捨てて新たなベースラインを作ってきたタムラには驚かされたな。文句無しだね。まあ、元々、文句なんて無いんだけどね。ジョニィさんはジョニィさんでいけばいいし。たまに俺からのリクエストもあるけど自分のフィルターを必ず通す人だから面白い。間抜けは俺だけだな。いかにカッコイイ音をパックするかとミックスバランスだね。バランスなんて欠いていた方がいいに決まってるというのが俺の持論だけどね。１発録音の緊張、これはプレイヤーとしてもあるしエンジニアリングにもある。やっぱり最高なアルバムを作りたいしね。毒があって矛盾を抱えていて独特でね。いびつという表現もされたけど今度はバンドサウンドでやりたいね。端正なのは他の人達がやればいいしね。音楽のカッコイイと思えるところって皆、似たり寄ったりだからなー。裏を突きたいんじゃないんだよな。格好良さの基準が狭いと思うんだよね。俺は東京に５０人本当に好きな人達がいれば成功だと思うよ。CDを買ってお金を払ってライブに来る人がね。小さい目標だと思うかもしれないけど、大変な事だと思うよ。そうなればいいなーと漠然に思っているよ。ちゃんと聴く人達が前提だけど。
