基本的なコンセプト。

SMALLSPEAKERを一人で始める時からそれは変わっていない。最初の2枚はドラムは3点、ベースは鳴ってればいい。後はギターと歌があればというものだ。4人編成になりBRIGHTLINERでやり残した事を2枚のアルバムでやったんだろうと、結果論だが今にして思えばそんな気がする。そこで次はと考えまくった時にマサを入れて3人編成でやるという事になった。削ぎ落として90年代のあの時代に一緒にやってた3人でやりたかった。マサが入る事で無論、パンク度は増す。相乗効果で俺の今まで横に置いておいたパンクというワード、曲、サウンド、ファッションが凄い勢いで改めてやりたいという気になった。いや、今、やるべき事はそれだと確信した。おせーけど。ただ、SMALLSPEAKERの基本コンセプトは変えず削ぎ落としまくったパンクがやりたかった。いつも俺の頭の隅にあるのは前時代のものと隣り合ってはいけないという偉い人の言葉なんだけど俺に出来るのはこれしかないんだという事を痛感させられた。今更、パンク?まあ、いいだろう。レコードをコレクトするパンクではなく俺の血肉になっているパンクを今、やる事が重要で俺自身が今出来る事はこれなんだという事。松岡、マサと3人でこれをやる事にも意義がある。他人の意義なんて関係無いだろうけど。まあ、今作もパンクロックアルバムだけど次回は更にソリッドなパンクロックアルバムにしたい。普遍と変化。その狭間で揺れているのが真実だろう。自分自身に酔わずにやるだけだ。