壊れていた時計。

何故だか突如、動き始めた。こういう事もあるんだな。その逆もしかりで動いていた時計が動かなくなったりね。時計に限らずなんだけど機械は厄介なもんだ。録音機材でもそういう事があるし。オートバイもしかり。ギターもかな。俺は機械いじりが好きな訳では無い。むしろ苦手だし手先は不器用だしね。配線とか見るだけでも嫌だし。道具以上でもそれ以下でもないんだよ。不必要なギターも処分したし録音機材も今までよりもシンプルだしね。やりたい事があって完成させるのに必要な物だけでいいな。オートバイも乗れなければ意味が無いし古い物でも動かなければ新しいパーツを使うのにも抵抗が無い。古い物を古いまま使い維持出来る人はいいんだけど俺には無理だしな。録音機材にしても幾つかは古い機材もあるけど殆どが新しい機材だしね。実際、本当にしっかりと管理されてるヴィンテージ機材の音は凄い。だけど使い方が悪ければ違った音になるだろうしね。事実、メジャーのスタジオなんかは驚くほど物凄い機材があるけれど俺の知る限り凄い音楽やサウンドは無い。勿論、俺が求めてるサウンドや音楽がいびつなのかもしれない。ただ、海外に目を向けるとコンピュータだけで作られた音楽でも物凄い音楽、サウンドを作る人もいるからやっぱり使い方なんだろうな。俺は出切る限り録音を簡素にしたいし音楽も同じ。一年間、積み上げて一日でパーンと録音するのがいい。その日の調子やミスもあるだろうけどただの記録だからね。意味や意義もよく解らなくてね。それがあるからやっていけるって程度の事なのかな。ある人にはつまらなくても自分には重要な事って誰しもあるだろうし。俺自身、理屈よりも感覚を優先してるからかな。文章って難しいな。