退院して3ヶ月。

あっという間だった。未だに何も変わらずに過ごしている。無気力状態が続く。音楽も聴いていない。ギターもたまに弾く程度で日々、過ぎていく。焦りもあるが今は薬に頼らずに気力が満ちてくるのを待つばかりだ。飲んでいた薬の量はもの凄く多かったからね。それが11年だったから仕様が無いんだろう。俺は4、5日の間、ずっと幻覚を見ていた。もの凄くリアルで体感もあったしそのまま死んでいてもおかしくなかった。痙攣や呼吸困難も併発していた。離脱症状だ。あんなに強烈でキツい思いは二度と経験したくはない。狂気の世界から戻ってこれなくなる可能性もあった。だけど悪運が強いのか戻ってこれた。明け方にフッと正気に戻ったんだ。それからもキツい。隔離病棟に入れられていた俺はまるで囚人で両手、腰は拘束されオムツにカテーテルの状態だった。6日目あたりから拘束は解かれたけど隔離病棟での生活は2週間続いた。その後は一般病棟だが精神病院だからおかしな人が殆どで、俺もここまで来たかと思った。PCに向かうのがキツいので詳細は省いているが壮絶だったな。今の俺には普通の生活が遠い。音楽もまだまだ遠く感じる。だけど意識が戻った時に先ず確認したのは手が動くかどうかだったな。手はまともに動かなかったけど今では動く。入院前にあった手の震えも無い。それだけでも幸運だったのかもしれないが症状を発症してあの大量な薬が無い生活は俺にとっては未知の世界で、これに慣れていかなくてはいけないのだがなかなか難しい。薬の管理は自分では出来ないのでやってもらっている。音楽の再開に関しては俺の療養もあるがドラムの松岡が多忙な為、スタジオに入れない。まあ、丁度いい。幾つかライブのオファーもあるが果たして合奏出来るかも解らないし何とも言えない。今は眠れているし激しい躁鬱も無いが無気力さだけが俺の悩みだ。無気力、無関心が今の俺の状態だろう。ここも頻繁には更新出来ないが気分が良ければまた何か書くだろう。あれだけ急いていた自分がまるで別人のようだ。