ギターを買っては売ってまた、買うという事を繰り返してきた。エフェクターも同様で歪み系だけでも色々と買った。アンプも幾つか買ったしね。一番長く使用したのはVOXのバークレー2で出力は小さかったけど気に入ってたな。リッケンバッカーフェンダーコロナド、エピフォンクレストウッドの組み合わせはレコーディングで頻繁に使った。REGISTRATORSの3rd
ではエピフォンとVOXのアンプのみだったな。

ライブではJCを使う事が多かったのでエピフォンとチューブスクリーマーの組み合わせでやってた。でも、飽きるんだよな。ブースターを使ったり色々とやってみたけど、好みは変わるし釈然としないままやっていた所も多々あった。

今のギターを使うようになって何か掴みかけてる様な気がしてたんだけど、もう少し足りない感じがしていてね。そこでセルマーのアンプや今使ってるアンプを買った。セルマーは抜群に良かったんだけど、俺には少し上品で、もっと下品で汚い音が欲しくてHHの50Wのアンプを使うとこれだ!!と思ったね。それでももう少しだけ歪みが欲しい。尚かつサスティンが無い音が理想であれこれ試したら偶然、レンジマスターのクローンを手に入れて今に至っている。ようやく定まった。長かったな。好きなギタリストはいるけど歌ってギターを弾く人はパンクの人だとあまりいないし、THE JAM時代のポールウェラーはカッコいいけどもっと下品な音が好みだったからね。

最近気がついたのはミッジユーロのギターの音とプレイが近いというか、あんな風には出来ないけど理想だね。俺はカッティングくらいしか出来ないし、せいぜい響きが変なコードを鳴らすくらいだから。開放弦は頻繁に使うけど、きっちりと分かるようにしたくなくて何となく鳴ってるのがいい。

まあ、相当、時間がかかったけどある程度の理想というか基本は定まった。無駄も多かったけど良しとしよう。殆どの機材を処分したので後戻りは出来ないしこれでやっていくしかないからね。欲を言えば同じギターをもう一本欲しいかな。今のが壊れたらスペアが無いし。高級なヴィンテージギターでは無いし、人によっては良くない音かもしれないけどね。