寒い。

寒いのは苦手だけど夏よりは冬の方が好き。今日のように冬の冷たい雨は嫌だけどね。今年も後、20日くらいか、昔よりも師走の感じとかクリスマスとか正月っぽさって感じないな。俺はあまりイベント事とか好きじゃないしパーティーとかも苦手だ。誰かの家で宴会とかもあまり好きじゃないし最近はめっきりライブハウスも行かなくなったしな。友人から色々と最近リリースされたものやされるものを聴く程度で積極的に今のカッコイイ東京のバンドを捜したりもしていない。周りの友人達はレーベルをやったりして正直、偉いなーと思う。俺は他人のバンドをリリースするほどの気持ちの余裕も経済的な余裕も無い。自分の事だけで手一杯だし録音にしても自分のだけで手一杯だ。過去には色々とやったけど、当然のようにバンドによって持ち味が違うからアプローチする際の引き出しの多さが重要になってくるんだけど、それだったら俺がやらなくてもいい訳で他のスタジオで録った方がいい。録音に対するヴィジョンがあるならば自分でやった方がいいしね。いつも書いてるけど置かれた状況の中でどれだけの事が出来るか。その1点だと思う。レーベルから出すと言ってもレーベルだってそんなに金がある訳じゃないだろうし以前のようにはいかないだろう。PCさえ壊れなければ今のシステムで問題無い。ここまで来るのに何年もかかったし機材選びから扱い方まで色々と勉強もした。まだまだ使い慣れないところもあるけど何とかやれてる。上を見たらキリが無いけど今のところは満足している。部屋で眠ってるカセットMTRを持っている人はハードディスクやPCで録音する人でも絶対に使った方がいい。何十万円もするコンプレッサーやソフトなんかより全然使えるし1回流し込むだけでもガラリと音が変わる。中低域が太くなるしコンプレッションや歪みもいい感じにかかる。俺は今回は機材の特性を生かす為にテープは使わないが次回は使うと思う。特にドラムやベースでは全然音が違うしいい感じにだんごになってくれる。オープンももちろんいいけどテープが高いし扱いやメンテナンスも大変だ。カセットなら簡単だし本当に音がいい。やりようによってはハイファイにも出来るしね。昔の特にイギリスのロックやパンクのドラムの音を聴いてみると全てとは言わないが変な胴鳴りとか無くてダンボールを叩いたような鳴りを殺した音になっているものが多い。俺は不要な鳴りは要らないしタムのディケイとか本当にどうでもいい。スネアも布を被せたりしてミュートして表と裏を録るのがいいと思う。裏を録る際にはフェイズのスイッチを入れとくのは忘れない方がいい。なかなか全てのドラムのパートに真空管の機材を使うのは難しいかもしれないが俺の経験上、最高な音になる。やっぱり真空管て凄いなーと再認識させられた。今、作ってるアルバムも全てのパートで真空管の機材を使っているが思ったほど温くならずソリッドな音になっている。もちろん、ミックスが全て終了しないと解らないけども。真空管のプリアンプやコンプなど安いものでもそれなりの味が出せるから使ってみるのもいいかもしれない。俺は偉そうには言えないけどライブハウスとかでやってるバンドは自分で録音してミックスしてリリースするのが一番正しい事だと思っている。そうして出されたCDなら買う気にもなるしバンドの色が本当によく出てるからね。いびつでも不格好でもいいしそれこそがサウンドなんだと俺は思う。
日々の楽しみ。

新しいギターで調子に乗った。