無題。

機材は無事に戻ったが何だか後味の悪さが残る。相手を責める事もしなかったし問いただす事もしなかった。戻ってくればいいという事でもなかったけど不毛な気がして。至って普通に接していたつもりだがどうだったんだろうか。まあ、終った事だし以後、気をつければいい。俺もしかりだけど失った信用や信頼を取り戻す事は不可能に近い。俺だって未だに酒を飲んでいた頃の失敗や失態の事は言われる事もあるし飲まなくなってからあまり出歩くかなり当時のイメージのまま見られている事もあるだろう。酒がどうのと言うつもりも無くてただ、俺にとっては必要じゃなくなっただけでね。もちろん、楽しい思い出もある。たまには飲みたい日もある。でも、全ては選び取れないんだよね。あれもこれもは出来ないし余裕も無い。本当にやりたい事が出来ると何かをやめたり捨てなければいけない。大事だと思っていた物でさえもね。有り余るほどの金と時間がある訳でもないから仕様が無いんだよね。選び取った事が何かに繋がるとか広がるとかそういった希望も無い。自分の欲求を満たし吐き出す為それだけの事だから。既に死んでいる状況の中で自分が楽しくのびのびと何かをやるにはそう思うしかない。若かりし時にはそれなりに色々とあった。でも、それが俺の限界で今、何をするべきかと自問自答すると勝手にやるとしか思い浮かばない。他方で。